
格安航空券とは
格安航空券というものを、一度だけ利用したことがある。仙台空港発・千歳空港着、札幌のホテル泊もついて2万円以下だったような。とても安くて、しかも電車やフェリーを使って北海道に渡るのに比べて、格段のスピード。飛行機の中では、あまりの安さに、どこかまちがっているのではないか?と心配しながらの旅行だった。が、別に追加料金を取られるわけでもなく、旅行は終了し、浮いた分のお金で、贅沢カニコース料理を食べたり、観光地を巡る足として、観光タクシーを借り切ったり、普段では考えられない贅沢をしたものだ。今でも、なぜあんなに安い料金で旅行ができたのか、不思議でならない。飛行機の席を確保していたツアーか何かに、直前でキャンセルでも入ったのかな?などと想像しながら、機内ではあたりを見回したものだが、我々と同じような雰囲気の客はごく数組で、わざわざ安売りしてまで埋めるほどの数ではないような気もしたものだ。旅行の最後まで解けなかった謎だし、数年たった今でも理由はまったく思いつかないのだが、結果的には旅行をし、観光地には結構なお金を落としてきた気がする。こんな大きな物、いつもなら買わないよな、というようなオルゴールも買ってしまったし、「格安」という言葉につられ、財布の紐自体は緩んでしまったようだ。きっと高速道路の料金値下げでも、同じような現象が起こっているのではないか。普段なら行きそうにない遠くまで、つい車を走らせてしまう。距離を走れば、高速代は安くとも、ガソリン代は使っているのに。